子供のふり見て我がふり直す

母   「はい、コレ」

息子「なん?」

母   「明日のお昼代、お弁当いらんって言いよったろ?」

息子   (私が渡した小銭450円を一瞥し)

      「あーま、昨日の傘代と思えば」

母   「………」

 

一旦退室

 

再び入場

 

母「あのさー

       金額少なくてピンとこんかったんやろーけ      ど、まず、ありがとう。やない?

お弁当の材料とか買ってあるにも関わらず、あんたの都合でお友達と学食行くんよねー。

行かんでもいいのに、行くんよねー。

行きたいから行くんよねー。

しかも、傘代ってあんたが天気予報見てないで傘持っていかんかったから、買わないかんかったんよねー。

それを、傘持って行きーよって言わんかったのが悪い、みたいな、傘代払ってやった、みたいな言い方、おかしくない?!

お母さん、すっごく気分悪いんやけど。

お金あげて損した気分なんやけど」

息子「あ……ありがとうございます」

 

 

それからもモヤモヤ、モヤモヤ。

そもそも、くれと言われてないお金をあげたのが間違いなんだけど。

 

うちの子達にありがちなパターン

 

「ノートが無くなったっちゃけどぉ」

「友達とご飯食べに行きたいっちゃけどぉ」

「参考書が欲しいんやけどぉ」etc.

 

まず最後まで文章を言わない。

自分がどうして欲しいのかハッキリ言わない。

自分からお願いしない。

 

うーん…

これってよろしくない。

ひっじょーーーーによろしくない。

 

なぜって

この話し方には

 

 

自分のして欲しいことを

相手にうまく汲み取ってもらって

決定権を相手に委ね

責任回避

 

という逃げが入ってる

 

 

これじゃあ

社会を生き抜く力はつかない

 

こんな話し方をしてしまう背景には

 

最後まで言わなくてもこちらが意をくみ取って動いてやる

知らず知らずに責任を子供に押し付ける

子供に自信を持たせるような育て方でななかった

自分は何かしても大丈夫という安心感がない

などなど……

 

 

自信

安心感

自己承認

 

行きる基本

 

 

ごめんよ

息子達

 

お母さん、あんたを怒ったけど、

あなたが発する言葉や行動は

お母さんに色々考えなさいって合図やね。

 

 

 

あんた達が巣立つまで

あとわずかになったけど

自信を持って

羽ばたいていけるように

お母さん

見守るよ。