歩く

ニンゲンは

歩くことから

自転車に乗り

バイクに乗り

車を考え

電車を生みだし

飛行機で空を飛び

ロケットを飛ばして宇宙へ飛び出した

 

それに伴って行動範囲も広がって

種も遠くに広がって

散って

混ざり

発展してきた

 

それは

一足飛びにはできない

 

ロケットで宇宙に行けるけど

飛行機で海外に飛べるけど

電車で知らない土地に行けるけど

 

それを考えて

形にして

使えるようにするには

一歩一歩進むしかなかったはず

 

目が覚めたら

できてました〜

何て事は無い

 

やっぱ歩くのは基本

歩みを止めなければ

どんな遠くにも行ける

 

生まれたての赤ちゃんも

柵の中の幼稚園児も

横を駆け抜ける小学生も

悶々としてる中学生も

悩み多き高校生も

自由を楽しんでる学生さんも

俯いてるサラリーマンも

子供の世話しかないって嘆いてるお母さんも

年金問題にため息のお年寄りも

 

歩くのやめなきゃ

どこにでも行ける

自分の足で

それが車椅子でも

義足でも

心って足が

動き続けてる限り

どこにでも行ける

 

どこにでも行けるんだよ